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葛城修験とは?

大阪と和歌山の府県境を東西に走る和泉山脈、大阪と奈良の府県境に南北に聳える金剛山地――
総延長112㎞に及ぶこの峰々一帯は「葛城」と呼ばれ、多くの神々が住まう山として人々に崇められていました。
7世紀、その麓の現在の奈良県御所市で生まれたのが役行者(えんのぎょうじゃ)です。
役行者は、修験道の開祖であると言われており、その役行者が最初に修行を積んだのがこの地です。
世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部である奈良の大峰山は、役行者が「葛城修験」を開いた後に移った修行の地であり、「葛城修験」は、この大峰山とともに、修験者たちにとって最も重要な行場であり、必ず修行しなければならない地とされてきました。