「葛城修験」はじまりの地を巡る
ツアー

大阪と和歌山の府県境を東西に走る和泉山脈、大阪と奈良の府県境に南北に聳える金剛山地総延長112㎞に及ぶこの峰々一帯は「葛城」と呼ばれ、多くの神々が住まう山として人々に崇められておりました。
古代日本において山岳信仰に仏教(密教)等の要素が混ざりながら成立した日本独自の宗教・信仰形態「修験道」があります。日本遺産「葛城修験」は7世紀、修験道の開祖 役行者(えんのぎょうじゃ) がここを舞台に最初に修行を積んだことが始まりと言われています。
役行者(えんのぎょうじゃ)が最初に修行を積んで約1300年経過した現在も「修験道」は継承されています。
本ツアーでは、開祖 役行者(えんのぎょうじゃ) が初めて修行を積んだ和歌山市加太・大阪府岬町 とその次の修行の地である大阪府阪南市・和歌山県和歌山市を舞台にしたコースで、自分自身を見つめ直す修行体験やその地でしか味わうことができないグルメを堪能することができます。
01
紀伊水道の美しい海から
はじまる修行の道
~友ヶ島・加太・岬コース
(第一・第二経塚)~




葛城修験の出発点、第一経塚のある「友ヶ島」と第二経塚「神福寺跡」を訪ねる修行体験ツアー。友ヶ島の修行場を海から見学する「修験道クルーズ」をメイン に「阿字ヶ峰行者堂」や「加太淡嶋神社」、岬町の「神福寺跡」など修験ゆかりの地を巡ります。
食事は加太名産の真鯛をはじめとした和歌山の海の幸を堪能することができます。
また、加太淡嶋温泉での温泉入浴にもご案内します。
※ 上記コースは通訳ガイドが同行する通常プランと、通訳ガイドに加え本山修験宗総本山 聖護院門跡の山伏が同行するプレミアムプランがございます。
02
熊野古道紀州路で自らと
向き合い信仰の道を往く
~山中渓・紀泉アルプスコース
(第三・第四経塚)~




紀州街道の宿場町「山中宿」から第四経塚「さくら地蔵」と第三経塚の大福山山頂を修験者とともに訪ねる修行体験ツアー。食事はここでしか味わうことのできない幻の和牛「なにわ黒牛」や岬町の海の幸など、大阪泉州ならではの食事を堪能することができます。また、1716年創業で大阪府下最古の酒蔵である「浪花酒造」の見学・試飲・お土産を買うことができます。
第2経塚「神福寺跡」




第2経塚「神福寺跡」近くまでジャンボタクシーで向かい、修験装束(鈴懸/上衣)に身を包み、第2経塚「神福寺跡」へ向けて出発します。
古道は現在では生活道路となっています。「史蹟葛城山二之宿観音堂」と刻まれた比較的新しい石碑がみえ、数分で右手に古池、そして第2経塚「神福寺跡」を示す道標があり曲がると到着、約20分の徒歩でした。
経塚の前でお勤めをし、ガイドの解説を聞きジャンボタクシーへと戻り、次なる目的地へ向かいます。
修験道クルーズ:第1経塚を
海から見学する





アドベンチャー感満載のリブボートに乗船し、第1経塚がある友ヶ島周辺を海から見学する修験道クルーズは本ツアー注目コンテンツ。
特に海から見る行場の一つである観念窟と壁に記されている文字は、まさに壮観です。
クルーズは約50分でしたが、海域を知り尽した地元漁師が操船してくれていることもあり、船酔いが心配な方も快適にクルーズを楽しむことができます。
昼食:活魚料理いなさで
「加太の真鯛」





葛城修験 始まりの地 和歌山市加太は一本釣り真鯛が有名。この近海で一本釣りされた魚は臭みが一切なく、身も引き締まり絶品です。
本ツアーでは、真鯛をはじめ加太近海でとれた新鮮なお魚をふんだんに使ったお刺身、鯛しゃぶなどのミニコースをご用意いたします。
淡嶋神社参拝・加太自由散策





食事のあとは、加太の町を散策。この町には雛流しで有名な淡嶋神社があります。全国1000社あまりある淡嶋神社系統の総本社で、県内屈指の歴史を誇ります。 他にも、加太春日大社などの見どころを散策することができます。
加太淡嶋温泉(温泉入浴体験)

※ ツアー日によっては写真のお風呂ではない可能性がございます。
加太には温泉もあります。泉質は、無色透明であり、湯あたりはやわらかく美人の湯として誉れ高いと言われており、
修行体験やクルーズで動き疲れた身体をリフレッシュすることができます。
夕食:寿司よし




夕食は大阪府岬町にあるお寿司の名店「寿司よし」で地元の海の幸を楽しめる夕食をご用意。
旬の魚を使ったお寿司は絶品です。
道の駅みさき

ツアーの最後は「道の駅みさき」でお買い物。
ここは岬町をはじめ大阪泉州と和歌山の野菜、果物のほか最近では地元の人気珈琲店の焙煎された豆など販売しています。
是非とも泉州地域の名産を見つけましょう。
まとめ




葛城修験始まりの地 和歌山市加太、この地に今でも息づくグルメを堪能しました。
歴史のほか日本最大級のリブボートでの修験道クルーズはこのツアーならではのコンテンツです。
是非ともこの体験を通じて葛城修験、大阪泉州・和歌山市エリアにお越しください。

第2経塚「神福寺跡」




本ツアーでは「修験道」を実践する本山修験宗の総本山、聖護院門跡の山伏(修験者)が同行・解説します。
山伏と和歌山市加太で合流し、目的地である第2経塚「神福寺跡」へ。修験装束(鈴懸/上衣)に身を包み、約20分間の徒歩修行。
経塚に到着するとまずはお勤めを行います。山伏が経塚の前に立ち、ほら貝を吹き祈りを捧げます。参加者も同じように祈りを捧げます。お勤めが終了すると山伏から修験道に関するお話を聞くことができます。葛城修験は約1300年以上前に始まった修行の道、この葛城修験の長い歴史を継承し続けることの素晴らしさを実感することができます。
修験道クルーズ:第1経塚 を
修験者とともに海から見学する





アドベンチャー感満載のリブボートに乗船し、第1経塚がある友ヶ島周辺を海から見学する修験道クルーズは本ツアー注目コンテンツ。
聖護院門跡の山伏も同行し、葛城修験 出発の地を解説してくれます。特に海から見る行場の一つである観念窟と壁に記されている文字は、まさに壮観です。
クルーズは約50分でしたが、海域を知り尽した地元漁師が操船してくれていることもあり、船酔いが心配な方も快適にクルーズを楽しむことができます。
昼食:活魚料理いなさで
「加太の真鯛」





葛城修験 始まりの地 和歌山市加太は一本釣り真鯛が有名。この近海で一本釣りされた魚は臭みが一切なく、身も引き締まり絶品です。
本ツアーでは、真鯛をはじめ加太近海でとれた新鮮なお魚をふんだんに使ったお刺身、鯛しゃぶなどのミニコースをご用意いたします。
淡嶋神社参拝・加太自由散策





食事のあとは、加太の町を散策。この町には雛流しで有名な淡嶋神社があります。全国1000社あまりある淡嶋神社系統の総本社で、県内屈指の歴史を誇ります。 他にも加太春日大社などの見どころを散策することができます。
阿字ヶ峰行者堂:
護摩焚き修行体験





友ヶ島が眺められる高台にある開祖役行者を祀るお堂「阿字ヶ峰行者堂」。
本ツアーではこの「阿字ヶ峰行者堂」で聖護院の山伏による護摩焚き修行を体験をしていただきます。ツアー参加者各々の願いを護摩木に書いてもらいます。
(※願意例:家内安全 家運隆昌 商売繁盛 良縁成就 学業成就 当病平癒 交通安全 身体健勝 厄除開運 除災招福 安産成就 五穀豊穣 息災延命 心願成就 等)
その護摩木を護摩焚き修行時に焚き上げ、参加者の祈願成就を祈ります。間近で見る山伏の護摩行を体験できる機会は日本人でもなかなかないので非常に貴重な体験です。
加太淡嶋温泉(温泉入浴体験)

※ ツアー日によっては写真のお風呂ではない可能性がございます。
加太には温泉もあります。泉質は、無色透明であり、湯あたりはやわらかく美人の湯として誉れ高いと言われており、
修行体験やクルーズで動き疲れた身体をリフレッシュすることができます。
夕食:寿司よし




夕食は大阪府岬町にあるお寿司の名店「寿司よし」で地元の海の幸を楽しめる夕食をご用意。
旬の魚を使ったお寿司は絶品です。
道の駅みさき

ツアーの最後は「道の駅みさき」でお買い物。
ここは岬町をはじめ大阪泉州と和歌山の野菜、果物のほか最近では地元の人気珈琲店の焙煎された豆など販売しています。
大阪泉州と和歌山の名産を見つけましょう。
まとめ




葛城修験始まりの地 和歌山市加太、この地に今でも息づくグルメを堪能しました。
歴史のほか日本最大級のリブボートでの修験道クルーズはこのツアーならではのコンテンツです。
また、「修験道」を実践する本山修験宗の総本山、聖護院門跡の山伏(修験者)が同行・解説が付く本ツアーでは、歴史書やWebにも掲載していない葛城修験の歴史や山伏の考え方、1300年以上受け継がれ
てきた逸話を山伏から聞くことができます。是非ともこの体験を通じて葛城修験、大阪泉州・和歌山市エリアにお越しください。

山中宿は和泉国と紀伊国を結ぶ交通の要衝で、『日本後紀』延暦23年(804年)10月13日条に、桓武天皇が紀伊国行幸の帰路に通ったとの記述があるほか、『民経記』永保元年9月25日条、『台記』久安9年(1148年)3月19日条・久安5年(1149年)5月5日条などにも通行の記録があります。3月下旬〜4月初旬の桜シーズンは美しい千本桜を見ることができます。
第4経塚「さくら地蔵」




山中渓の境谷入口に「文安五年(1448)吉日」と刻まれた和泉砂岩の石碑が建てられています。嘉永3年(1850)に記された『葛嶺雑記』によると、妙法蓮華経信解品第四を納めた入江宿除蔵王という行所が阪南市山中渓地にあり、かつて桜の老木が近くにあったことからさくら地蔵とも呼ばれたとされています。ここでは山伏(修験者)が法螺貝を吹き、祈りを捧げます。
第3経塚「大福山」へ
山行(修行体験)





山歩き時間と距離:約4時間/9.5km
修験装束(鈴懸/上衣)に身を包み、山伏(修験者)のガイドで第3経塚「大福山」に向けて出発。修行の道ともあって道は舗装されておらず、倒木があったりし、前の人が歩いた轍が道標でした。峻険な登り道にかかると、先頭を歩く山伏(修験者)から「さーんげさんげ(懺悔懺悔)、ろっこんしょうじょう(六根清浄」という掛け念仏の大合唱に。山道でも一心不乱に声を出し、身体を前へ進めます。そうすることで身も心も知らず知らずのうちに掛け念仏と同化していく。
「さーんげさんげ(懺悔懺悔)、ろっこんしょうじょう(六根清浄)」「懺悔」とはまさに神仏にひれ伏す世界。汗が身体中から流れ出ると同時に、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意の六つ)がきれいに浄化されていくことを意味すると言われています。大阪府と和歌山県の県境にある山頂では海と山側の2つの景色を見ることができます。山頂にある第3経塚にお参りをし祈りを捧げたあとは、お待ちかねの昼食です。昼食は大阪泉州の海と山の幸が詰まったお弁当。修行体験と山頂の気持ち良さでお弁当がより美味しく感じます。下山に向けてのエネルギーもチャージできました。
浪花酒造:見学・
日本酒の試飲・お買い物





1716年創業で大阪府下最古の酒蔵である「浪花酒造」では、酒蔵見学と日本酒の試飲とお土産を買うことができます。酒蔵見学では第10代目蔵元 成子和弘さんの継承されてきた酒造りについてお話を聞くことができます。その後、実際にお酒を作っている酒蔵の見学。特に印象に残っているのは水はすべて昔から使っているこの場所にある井戸水ということ。いかに酒造りでお水が大切なのかを知ることができました。
※ 浪花酒造の建物は成子家住宅(酒蔵・離れ)は国の登録有形文化財に指定されています。
夕食:幻の和牛
「なにわ黒牛」





夕食は、市場になかなか出回ることのない超希少和牛で、A5ランクに勝るとも言われている「なにわ黒牛」を使った焼肉・すき焼きを中心とした料理がずらり。脂はしつこくなく、口溶けの良い「なにわ黒牛」の優しい味は、山行修行で疲れた身体に染み渡りました。なにわ和牛本来の味を是非ご堪能ください。
まとめ





朝から葛城修験ゆかりの地をめぐり、この地に今でも息づくグルメを堪能しました。修行体験では古から山伏(修験者)が歩いてこられた道を山伏のガイドを聞きながら歩くと自分も山伏になったような気持ちになれました。1日では「さーんげさんげ(懺悔懺悔)、ろっこんしょうじょう(六根清浄)」とはならないかもしれませんが、少し近づけたと思います。また大阪泉州は食の宝庫であることを知ることができました。是非ともこの体験を通じて葛城修験、大阪泉州・和歌山市エリアにお越しください。
